長い歴史を歩んできた正露丸

日本の薬の中でも、100年以上という長きにわたって愛用され続けてきているのが、正露丸です。
5歳以上という制限はありますが、家族で愛用することができる薬であることは間違いないでしょう。

正露丸には、通常のものと、セイロガン糖衣Aの二つがあります。
同じように見えますが、特徴に違いがあることを覚えておくといいでしょう。

どんなところに違いがあるかといえば、最大の違いはにおいです。
独特の刺激臭がある正露丸は、その臭いから敬遠してしまう人も多くいます。
しかし、セイロガン糖衣Aであれば、包み込まれているために臭いがありません。

効果の違いは、小さなもので、あまり違いはありませんが、歯の痛みにセイロガン糖衣Aは詰めることができません。
臭いがなければ効いている気がしないという人もいますので、好みで使い分けるといいでしょう。

正露丸の正しい服用と緊急の場合の対処

正露丸は、ストレス性の胃腸の痛みや、体を冷やしてしまったがゆえに起きる痛みに対して使用することができます。
飲みすぎや食べすぎといった、胃腸を酷使した状態にも使うことができます。
ですが、正露丸といえば、食あたりと考える人も多いでしょう。

食あたりを起こして下痢や吐き気が続いてしまっているときや、知らない土地に行ってみずあたりを起こしてしまった時には、正露丸は心強い存在になってくれます。
出張に出るときなどは、一緒に持っていくと、安心できる薬でもあるでしょう。

正露丸ですが、効果があったと思い1回で辞めてしまうのは厳禁です。
1日3回のみ続けることが大切になってきます。
これは、飲み薬が効果を発揮できるようになるためには、ある程度の期間飲み続けることが必要となるからです。

一時的に改善したから飲むのをやめるという人もいますが、これでは痛みは解決しません。
腸を正常化させるためには、持続時間を考え服用していくことが必要なのです。

正露丸の効果は、服用後30分程度から始まり、4時間は持続していきます。
食後に服用することは一番ですが、もしも服用を忘れてしまった場合には、すぐに飲むか次の服用の時に忘れないようにしましょう。

もし、突然正露丸を飲まなければいけない事態になった場合、食事を待っていることができないこともあります。
そういった場合には、前回の服用から4時間以上開いていることを確認し、多めのぬるま湯を飲んでから服用するといいでしょう。

急に冷たい水を飲んでしまうと、胃腸が収縮してしまうこともあります。
できるだけ刺激がないようにすることも、痛みを和らげるためには大切です。

胃腸だけではない正露丸の効果

胃腸の痛みに対して、正露丸を使うことが多いはずですが、思わぬところで効果があることがわかってきました。
それが、蚊を寄せ付けないということです。

正露丸といえば、独特のにおいがありますが、これが蚊を遠ざける効果があるという研究結果が出てきています。
服用する側から考えても、かなり刺激の強いにおいですので、蚊にも効果があったのかもしれません。
それだけ広範囲に効果を出すことができるからこそ、正露丸は長く愛されてきたといってもいいでしょう。