感染症に効果のある抗ウイルス剤

「アシクロビル」は単純ヘルペスウイルスや水疱瘡などの感染症に効果を発揮する薬です。
単純ヘルペスとは細かい水ぶくれがたくさん集まったような症状を発するのが特徴で、ウイルスが別の人の粘膜などに付着することで感染が広がっていきます。

水疱瘡も同様に病状が進むと肌表面の皮膚が破れて中から体液が流れて出てしまうという状態になるので、それを防ぎ肌を健康な状態に戻すためにアシクロビルが含有されている薬品を使用していくことになります。

人に感染をするヘルペスウイルスは今までに8種類が発見されており、このアシクロビルが効果を持つものとしては単純ヘルペスウイルス1型および2型のもの、それと水痘・帯状疱疹ウイルスとされるものです。

具体的な病状としては、口唇ヘルペスやヘルペス性歯肉口内炎、性器ヘルペス、帯状疱疹といったものが挙げられます。
ヘルペスというウイルス自体は自然界では決して珍しいものではなく、誰でも一度は感染をしたことがあると言ってよいほどメジャーな存在です。

水疱瘡などはその代表例であり、また口唇ヘルペスは食べ物の口移しやキスといったことでも簡単に感染が広がってしまいます。
ヘルペスは症状が出ないこともあるので、発症しないように予防措置としてこのアシクロビルが使用されることもあります。

アシクロビルが含有する薬品名

アシクロビルを含有する薬品としてはグラクソ・スミスクラインの「ゾビラックス」が最も代表的です。
このゾビラックスは内服用の錠剤として以外にも軟膏やクリームとして販売されていたり、同じくグラクソ・スミスクラインから「ゾビラックス眼軟膏」として販売されていたりします。

現在ではジェネリック医薬品として他のメーカーからも同様の効果のある製品が多く販売されており、代表的なものとしてはファイザーや日本ジェネリック、沢井製薬など複数のメーカーが出している「アシクロビル」があります。

アシクロビルを服用した場合に体内で起こる効果としては、ウイルスの細胞内に取り込まれてDNA合成を妨害することができるのでウイルス増殖を防ぎ感染がひろがらなくしていくことができます。

特に効果が高いのは病気の初期症状で、早めにこのアシクロビルを塗っておくことで体表面の皮が破れてジュクジュクになることがなくキレイな状態で治療をしていけます。

使用上の注意・副作用

使用をしていく場合には基本的に5~7日程度までとして、その期間内に使用をしても症状の改善が見られない場合には医師の診療を受けて別の治療法へとい切り替えていきます。
内服後に意識障害が出るケースもあるので、服用をした場合には直後に車の運転は控えた方がよいでしょう。

肝機能障害があらかじめある人の場合、この意識障害は特に起こりやすくなると言われているので運転のほか危険を伴う作業は絶対に避けなければいけません。
他に妊娠中の女性や腎機能に障害がある人も服用は避けた方がよいとされています。

体質によって出がちな副作用としては、腹痛や下痢、吐き気といった胃腸の不快感が挙げられます。
貧血や頭痛、眠気を感じるという人もいるようなのでもしそれまで薬を飲んでアレルギー反応がなかったという人も服用後はしばらく様子を見て体調に変化がないかを観察してください。

外用薬として塗布する場合には、刺激感があったり痒みが強くなってしまうこともあります。
眼軟膏として使用した場合には角膜炎や結膜炎といったような症状が一時的に出ることもあるようです。
特に重大な副作用が起こったときには肺炎や肝機能障害、けいれんや呼吸抑制が起こることもあります。