1960年から使われてきたナロン

ナロンは、古くから使われてきた頭痛薬です。
1960年から発売されており、時代とともにいろいろな形に進化してきました。

発売当初は三層錠と呼ばれる特殊な製剤技術を採用していました。
その後、さらに即効性を高めるために、内服薬も1961年に発売されたことを考えると、この時代から即効性の高い頭痛薬を求めていたといっていいでしょう。

1980年代に入ると、顆粒薬や子供でも使えるナロンが発売されるようになりました。
即効性だけではなく、利用者も幅広くなってきたことに対し、対応するようになったのです。

そして、イブプロフェンの市販薬であるニューロフェンが発売され、1990年にはイブプロフェンと他の鎮痛剤を配合することに成功し、ナロンエースが発売されたのです。
ナロンエースも進化を続けており、今では発売当初よりも小さな錠剤となりました。
そして、5つの成分を配合し、連携効果を高めたナロンエースRが発売され、イブプロフェンを600mgまで高めたナロンメディカルまで販売されるようになったのです。

ダブルブロック作用がナロンの持ち味

ナロンに含まれている鎮静剤は、イブプロフェンのほかエテンザミドがあります。
ダブルブロック作用で、頭痛を解消させるのがナロンの特徴なのです。

このダブルブロック作用は、痛みのもとをブロックしながらエテンザミドが痛みの伝わりをブロックするのです。
これにより総合的に頭痛をおさめていくことができます。
さらに、ブロモバレリル尿素と無水カフェインがサポートしてくれるので、ナロンは総合的に高い効果を持っているのです。

空腹時の服用と副作用に注意

複数の成分が支えているナロンですが、強烈に強い頭痛薬ではありません。
イブプロフェン配合の頭痛薬は、アスピリン系よりも緩やかです。
頭痛薬は人によって感じ方に違いがありますが、強烈と感じることはないでしょう。

注意しなければいけないのは、エテンザミドは胃に負担をかけるということです。
アスピリン系よりは負担が軽くはなっていますが、空腹時に服用すると胃の痛みを感じることがあります。
服用は食後にするか、どうしても飲まなければいけない時には、ぬるま湯などを飲んでから服用するようにしなければいけません。

無水カフェインやブロモバレリル尿素は、ナロンの効果を高めるために重要な成分ではありますが、覚醒効果を持っている成分ということも重要でしょう。
眠りを阻害することになりますので、睡眠障害に十分注意して服用しなければいけません。
睡眠が阻害されると、頭痛が悪化することがあるからです。

頭痛薬全般にいえることでもありますが、アレルギー体質の場合にも服用は十分注意しましょう。
必ずかかりつけの医師に相談し、大丈夫なものを選ぶことが大切です。